素晴らしいですね！そのような方が増えれば、世の中もっとよくなっていく、、、本当？

特許は発明者なら誰でも取れるのです。ですから、あなたが特許を取らなくても誰かが同じ発明をして特許を取るかもしれません。同じ発明でなくても、その技術を実施するために必ず必要となる技術（技術的に必要な技術だけでなく、商業上の事情で必要となる技術や、法規制を満たすために必要な技術を含みます）で特許を取ってしまうかもしれません。そうしたら、その人が技術の独占を始めて、結局、その人以外使えないという状況になってしまうかもしれません。

あなたから技術移転を受けて実施していた人が特許権侵害訴訟の被告となって、差し止めや巨額の損害賠償を負うことになってしまうのです。これがあなたの望んだ状況でしょうか？

もちろん、あなたが特許を取っていたからといって、このような差し止めや損害賠償を100％防げるわけではありません。しかし、あなたの発明が社会の役に立っている状況を維持するためには、少なくとも最低限の特許は取得し、仮に他人から特許権侵害で訴えられたとしてもカウンターパンチを打てるような状況にはしておかなければなりません。そうでなければ、あなたの技術を誰も使ってくれないでしょう。いつ差し止めを受けるか分からない技術など、怖くて使えないからです。

ある発明に対して特許を受けることができるのは、その発明をした人だけです。ですから、その発明を実施する人を守るためにも、あなたが特許を取っておかなければならないのです。

あなたの発明を社会に役立てたいと思うなら、発明をしたら特許を取るということを、ぜひ忘れずに実践して頂きたいと思います。弊所と一緒に、あなたの発明を社会に役立てていきましょう。

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